「宿題代行」の社会的意義

こんにちは。宿題専門の家庭教師・宿題代行「家庭教師のココア」代表の高野祐大です。

今回は「宿題代行」や「宿題の家庭教師」の社会的な意義について解説をしていきます。日々の宿題が終わらない時や、夏休みの宿題など膨大な量が出題されてしまう夏休みの宿題などで困ったときに「宿題代行」が役立ちます。こうしたサービスを利用する際に一読していただければと思います。

自分が利用するサービスについての、表面上の評価を気に取られている必要はありません。しっかりと「宿題代行」や「宿題の家庭教師」本質的な理解をしていただく一助になれば幸いです。

社会的意義を感じて「宿題代行」をスタート

宿題専門の家庭教師を運営しておりますが、私も小学生や中学生、高校生のときには、膨大な量の宿題に追われており、その一方で自分がやりたいことややるべきことも沢山ある状況でした。とても当時の自分には両方をこなす時間はなく、睡眠時間を削ったとしても、とても捻出できる量や時間でなかったことを覚えています。

現在、宿題専門の家庭教師「家庭教師のココア」の代表をしておりますが、この宿題専門の家庭教師や宿題代行のサービスを実際に堂々と顔出しでやっている会社は「家庭教師のココア」だけではないかと思います。 というのも、この「宿題代行」や「宿題を手伝うための家庭教師」が「アンダーグラウンド」なサービスであると認識されているからではないでしょうか。

宿題代行はアンダーグラウンドなサービスなのか

我々「家庭教師のココア」では、ご希望に応じて、「宿題の家庭教師」や「宿題代行」を提供しておりますが、そもそも「宿題代行」というサービスがアンダーグラウンドなサービスであるのか、を考えていきたいと思います。

宿題代行に違法性はない

様々な弁護士などの記事を見てみても、宿題代行の違法性はないことが示されています。

●「宿題代行」は違法行為か?学校側に発覚した時に考えられる処分と法律上の問題点https://dime.jp/genre/1394199/

●宿題代行サービスを使う場合の注意点 弁護士 五十嵐
https://www.miyamoto-lawtax.com/715/1002-2/

仮に考えられる「違法性」というところでは、「詐欺罪」というのが考えられますが、どの弁護士などの法律の専門家も「宿題代行」は「詐欺罪」に該当しないとしています。

ポイントとしましては、「人を欺いて金銭的な利益を得る」ことが違法となる可能性があるとのことですが、そもそも宿題を提出したからといって、学校からお金をもらうシチュエーションは考えられません。

むしろ、高校生であれば、学校側に授業料としてお金を支払っていることの方が考えられるのではないでしょうか。

世間的なアンダーグラウンド

10年くらい前の記事で、最近は考え方もアップデートされてきていますが、古典的な「宿題代行」に対する批判の記事で、いちばん有名なものが尾木ママも記事かと思います。

●「宿題代行サービス」作文1枚5000円!? 尾木ママ「れっきとした詐欺罪」「教育犯罪」と断罪 https://www.j-cast.com/2014/08/28214330.html

この記事で注目するべき点は、まず時間の経過とともに人々の価値観は変化してくるということです。

尾木ママも、今となってはこういった考えではない可能性が大いにあります。10年ほど前の記事がインターネット上で独り歩きしてしまうのは、少し残念ですが、少し前になればこうした意見があったことは事実で、認識をしていくのが良いかと思います。 現在は、ワイドショーなどでも「宿題代行」が取り上げられていますが、テレビ局等では概ね中立的な立場で情報提供がなされているかと思います。

やはり、社会的な価値観はどうであれ、法律的に問題がなければ、あとはそういったサービスが成り立つかどうかは市場経済に任せるというのは、法治国家としては当たり前の考え方であり、社会の人々の感情論で、必要とされるサービスが運営できないのは、人治国家であり、むしろそちらの方が非常に不味い社会と言えるでしょう。

●「宿題代行」への対応について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/syukudai/index.htm

文部科学省が2018年に出した通達ですが、それ以降は動きがありません。当時は“異例の通達”として、世間を賑わせたものですが、上記のような観点から、公的な機関が出す通達としては、適切ではないとの判断もあったのだと推察できますね。

サンクコストバイアスが働いているのでは

宿題代行に関しての社会的な違和感は、やはり「サンクコストバイアス(コンコルド効果)」や「確証バイアス」が働いているのではないかとも考えられます。

●コンコルド効果とは?【わかりやすく解説】サンクコストhttps://www.kaonavi.jp/dictionary/concorde-koka/

●確証バイアスとは――意味と例、都合のいい情報だけを無意識的に集めない対策は - 『日本の人事部』 https://jinjibu.jp/keyword/detl/1144/

宿題は経済的な投資ではありませんが、限りのある時間をかけて実施してきた「宿題」に対して、意味のあるものだったと思いたい心理が働いているのが原因の一つであると考えられます。

また「確証バイアス」によって、自分に都合の良い情報だけ見たい、という感情になってしまうため、上記なような、しっかりとした何らか根拠に基づいた指摘がされない、そういった人がワイドショーで起用されてしまっているという問題点もあることは容に理解できるでしょう。

賢く適応していこう

小学校や中学校、高校などは、集団で教育を提供するスタイルですから、一人ひとりに応じた宿題を出題することはできていません。

理想的な教育論としては、一人ひとりの状況に応じて、出題する宿題の内容や量を変化させることが求められている、それが理想なのですが、なかなか難しいものです。 集団教育ですと、そうしたトップ層に合わせるよりも、下位層に合わせて宿題を一律に出題することになるのは、仕組み上やむを得ない部分があります。

そうした状況に、賢く適応していくのが、これからの日本を生き抜く皆さんに求められるスキルでもあるのです。

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