宿題代行で「憧れの先輩」との絆や強い気持ちを育む機会に!
こんにちは。宿題専門の家庭教師・宿題代行「家庭教師のココア」代表の高野祐大です。
今回は宿題代行を利用することで、希薄になるとされている「親子の絆」についての問題について、本当にそうなのか論じていきます。
宿題を「親子」でやることは是
まず面白い視点として、宿題を「親子」でやることは是とされてしまっている点についてです。
よくあるパターンとしまして、夏休みなどの長期休みの宿題について、お子さんがなかなか手をつけることができず、夏休みの最終日のギリギリになって、慌てふためく子どもに対して、親御さんが痺れをきらして、宿題を代行してあげる(手伝ってあげる)という事象は、多くの家庭である存在しているのだと思います。
これらの親御さんが宿題を子どもと一緒にやってあげる場合は、多くの場合は宿題を「手伝う」という言い方をします。しかしながら、やっていることとしましては、「宿題代行」と何ら変わらないものであります。
この夏休みギリギリになって子どもが対処しきれなくなった宿題に親御さんが手伝うという事象がなぜ発生するのかというと、それは以前「家庭教師のココア」の記事でも論じました。
●学校側がいっぺんに出すことが問題では - 家庭教師のココア
https://cacao-kojin.com/blog-improvement/
この記事でも論じておりますが、宿題の“親御さんのお手伝い”や“業者による代行”が存在してしまう背景を分析していくと、まさに「宿題をいっぺんに出すこと」に問題の本質があることが分かっています。
「宿題代行サービス」で希薄になる親子の絆?
インターネット上の論説では、宿題代行について無条件に拒絶反応を示している論調が多い中で、しっかりと具体的な問題点を上げて宿題代行の問題について指摘されているケースもあります。
●「宿題代行サービス」で希薄になる親子の絆
https://mbp-japan.com/jijico/articles/12198/
この記事では、宿題代行への批判の内容としましては、宿題代行を頼んでしまうと、「親子の絆」を育むことができなくなってしまうということが書かれていました。
そもそも、親子の絆を「(親による)宿題代行」で育もうという考えが非常に興味深い発想であると考えます。
「宿題代行」で「親子の絆」を育める
親が行う宿題代行も、業者が行う宿題代行も本質的には、変わらないことは明らかであるのですが、その「宿題代行」についての良い効果をよく分かっている記事だと思いました。
確かに、困難な状況に対して、一緒に対処していくことは、教育上に良い効果があります。
●逆境や困難に対応する力「レジリエンス」――子どものメンタルが強くなる4つの習慣
https://kodomo-manabi-labo.net/mental-resilience
非認知能力のなかの一つに「レジリエンス」があります。困難を乗り越える経験で育まれる能力でありますが、その困難がまさに「夏休みの宿題」になるわけです。
そして、こうした困難を乗り越えた経験は、ご自身の成功体験につながり、自己肯定感を高めることが出来ることはもちろんですが、一緒に取り組んだ人、ともに困難に立ち向かった人との「信頼」が育まれるものです。
これはまさに前述の記事で論じられている通り、宿題代行を通して、親子の絆を育む機会になると考えます。
宿題代行では「憧れの先輩」との絆や強い気持ちを育む機会に!
宿題代行で親子の絆が育まれることはもちろん、宿題代行で代行者との絆が育める「宿題代行」、それが「宿題代行の家庭教師」というスタイルのものもあります。
単に代行という形式で、「誰だかわからないけど、宿題が代行されている」というものよりも、もしかすると志望校になるかもしれない“憧れの先輩”とまずは宿題についてディスカッションをして、宿題という困難を認識する、そうしたセッションを設けることで、「単なる宿題代行」が「強い気持ちを育む宿題代行」になります。
●必要なのは「志望校への憧れ」「強い気持ち」
https://resemom.jp/article/2019/04/18/50191.html
せっかく宿題代行を利用するのであるなら、ただ単に課された内容を代行するだけのサービスよりも、子どもたちにとって意味のある宿題代行を!
我々は「頑張るみんなの宿題代行」を広げていきたいと考えています。